「いりません」の一言が地球を救う!小学校で伝えたリフューズと大人のお片づけ水際対策【5R連載④】
2026/10/13
整理収納アドバイザー・インテリアコーディネーターのひがしよしみです。
5R(リフューズ・リデュース・リユース・リペア・リサイクル)をテーマにお届けする連載の第4弾。
「Reduce(減らす)」「Reuse(繰り返し使う)」「Recycle(リサイクル)」に続き、今回は5Rの最初にして最強の水際対策「Refuse(リフューズ=断る・持ち込まない)」についてお届けします。
小学校の授業で投げかけた「レジ袋いりません」の質問
家庭科の授業で、子どもたちにこんな質問をしてみました。
「お店で『買い物袋(レジ袋)はいりません』って言ったことある人?」
手があがった子たちに「じゃあ、なんで『いりません』って断るのが、地球を守る一番強い方法なのか分かるかな?」と問いかけると、子どもたちは「ごみが増えないから!」と答えてくれます。
もちろんごみを増やさないことも大正解。でも、実はもっとすごい理由があるのです。
なぜ「断る」ことが最強の地球温暖化防止になるの?
レジ袋や無料のおまけ、プレゼントなどは、お店や工場が「みんなが喜んで使ってくれる」と思って作っています。
でも、みんなが「いりません」と断ることで、お店や工場は初めて「あ!そんなに作らなくてもいいんだ」と気づくことができます。
みんなが断ることで、こんなすごいサイクルが生まれます。
つくる量が減る(または作らなくなる)
商品をつくる『資源(石油など)』が減る
工場でつくるときに出る『温室効果ガス(CO2)』が減る
そして、理由はこれだけではありません。
作られた商品は、全国のお店へ届けるためにトラックなどで運ぶためのエネルギー(燃料)も使っています。
みんなが「いりません」と断ることで、「つくらない」「運ばない」の両方が叶い、そもそも資源も使わず、温室効果ガスも出ないという最強の省エネになるのです。
たった一言「いりません」と伝えることと、少し大きめのカバンやエコバッグを持つこと。
町のみんなが、日本中、世界中のみんなが実践したら、地球の未来は確実に変わっていきます。
片づけ現場で見る「無料のモノ」が家を圧迫する罠
この「リフューズ(断る)」という意識は、おうちのお片づけにとっても一番大切なポイントです。
片づけの現場でお客様のおうちをサポートしていると、こんなモノがたくさん出てきます。
イベントや街頭でもらった無料のノベルティ・オマケ
コスメを買ったときにもらった試供品(サンプル)
コンビニでもらう割り箸・スプーン・紙ナプキン
「念のため」ともらってくるレジ袋や紙袋
これらはすべて「タダだから」「断るのが申し訳ないから」と家の中に持ち込まれたモノたちです。
1つひとつは小さくても、積み重なると収納スペースを圧迫し、「何があるか分からない状態」を作り出してしまいます。
不要なモノを家の中に入れてから「どう片づけよう?」「どう捨てよう?」と悩む前に、入ってくる手前の「水際(入り口)」で断ることが、家も心もすっきり保つ一番の近道なのです。
大人が今日からできるリフューズ「3つの水際ルール」
大人が暮らしの中で無理なくリフューズを実践するためのルールをご紹介します。
1. 「エコバッグ」を常にカバンに入れておく
買い物袋を断る一番の準備は、バッグの中に常にエコバッグを忍ばせておくこと。急な買い出しにも対応できるよう1枚入れておくと安心です。
2. 「オマケ・試供品」は角を立てずに辞退する
街頭や店頭で試供品や粗品などを配ってくださる方は、業務の一環としてお仕事をしてくれています。そのため、断ったからといって1ミリも傷つくことはありません。
「私はいただきませんが、必要とされている方に回してくださいね」と一言添えてお返しすれば、角も立たず、お互いに気持ちよく辞退することができますよ。
3. 明細やDMを「デジタル(ペーパーレス)」に切り替える
郵便物や請求書など、自分の意思で止められる紙類はWeb明細やアプリへ切り替えてみましょう。定期的に届くDMやカタログも、不要であれば電話やWebから発送停止の手続きをするだけで、家に届く紙ごみを根本から減らすことができます。
ひとことの勇気が、心地よい暮らしと地球の未来を作る
「せっかくくれるんだから」「断ったら失礼かな」と思ってしまいがちですが、本当に必要なモノだけを選び、不要なモノは優しく辞退すること。
それは、自分の大切な家と暮らしのスペースを守り、地球の資源と未来を守る素晴らしい行動です。
次回は、5R連載の締めくくりとなる「Repair(リペア=修理して大切に長く使う)」についてお届けします。
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この記事を書いたひと
お母さんに「花丸!」とテーマに 大阪・兵庫の北摂地域を中心に訪問片づけサービスを提供しています

