過去最高の緊張と母の後悔
実は、東京に向かう前から、娘は相当ナーバスになっていました。
そこで、前日は気分転換も兼ねて、親子で東京観光を満喫。この楽しかった思い出をエネルギーに、迎えた登壇当日でしたが、会場入りしてからも不安は続き、いよいよ出番直前。客席から見ている私も胃が痛くなる中、登壇した娘は、緊張のあまり泣きそうになりながらも、なんとか最後までやり切りました。
客席は、整理収納アドバイザーの先輩や仲間で溢れかえった満員御礼。この状況が、小学4年生にはあまりにもプレッシャーが大きすぎたのではないか、無理な挑戦をさせてしまったのではないかと、母として正直、胸が締め付けられました。
終わればケロリ!天井がグーンと押しあがった瞬間
しかし!登壇が終わった娘は、あっという間にいつもの明るい笑顔に戻り、ケロっとして一言。
「発表はもうしやんけど、応援にならまた来年も来たい!」
私は思わず笑ってしまいましたが、この一言に、今回の挑戦のすべてが詰まっていたように感じます。
彼女のキャパシティの限界ギリギリの挑戦だったのかもしれませんが、この経験で娘の「天井」はグーンと大きく押しあがったことは間違いありません。そして、娘を誇りに思うと同時に、どんなに小さな挑戦でも、やり切った後の成長こそが、一番の宝物だと改めて教えてもらいました。
親子で実感した「かたづけのチカラ」の本質と、皆様へのメッセージ
娘の挑戦を見届けて、私自身の整理収納アドバイザーとしての活動への情熱も、さらに高まりました。
娘が困難を乗り越えて自信を掴んだように、私がお手伝いするのは、お客様が心の重荷を下ろし、「本当にやりたいこと」ができる可能性を広げることです。
整理収納は、モノを減らすことが目的ではなく、家族一人ひとりの毎日が楽になり、心にゆとりが生まれるための最強のツールです。
この娘の挑戦を通して、改めて、整理収納の仕事の価値と、その楽しさを深く実感することができました。
親子での活動にも引き続きご注目、応援をいただけると嬉しいです。
【みなさまへお願い】SNSへの投稿に関する保護者の気持ち
登壇中、多くの方が温かい応援の気持ちでスマートフォンを向けてくださっていたことに、深く感謝しております。
協会の規定で撮影が禁止されておりませんし、 娘の登壇は、協会の撮影や、公式なアーカイブ配信、メディアでの利用には許諾しております。
しかし、一保護者として、皆様に深くお願いがございます。
娘は極度の緊張の中で最後まで頑張り抜きました。その真剣な表情や、一瞬の不安な様子を、個人のSNSやブログ等で無許可で公開・コンテンツとして利用されることは、どうか控えていただけますと幸いです。
私は活動上、本名・顔出しをしておりますが、娘はごく一般的な小学生です。この登壇は、娘にとってかけがえのない宝物であり、その個人的な成長の記録とプライバシーを守りたいという親の気持ちにご理解を賜れれば幸いです。温かく見守ってくださった皆様の配慮に、心より感謝申し上げます。
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