整理収納アドバイザー・インテリアコーディネーターのひがしよしみです。
ありがたいことに、企業様や団体様、あるいは学校などから「セミナーや講師をしていただけませんか?」とご依頼をいただく機会が増えてきました。
数ある中から私にお声がけいただけるなんて、本当に本当に嬉しいことです。
ですが、依頼をもらったあと、あるいは「いつかやってみたい!」と準備を始めるとき、多くの人が真っ先にやってしまいがちな「ある行動」があります。
それは…… 「パソコンを開いて、Canvaでおしゃれなスライドのテンプレートを探し始めること」
実はこれ、講座づくりの迷子になってしまう、一番の原因なんです
テンプレートを選ぶ「ワクワク」はとっても素敵なこと
インテリアコーディネーターとして、お部屋づくりや家づくりをお手伝いするとき、最初にお部屋のイメージを五感で膨らませたり、お気に入りの家具やカーテンから決めていくことがあります。
それと同じように、スライドのテンプレートを直感で選んで、
「わあ、素敵!」
「早くこれで作ってみたい!」
とワクワク楽しい気持ちになって、作業を進めたくなる。
それは、一歩を踏み出すエネルギーとして、めちゃくちゃ良いことです。
だけれど、お部屋づくりに「頑丈な基礎や骨組み」が絶対に欠かせないのと同じで、講座づくりにも「本当に大切な本質」があってこそ、そのデザインが初めて生きてきます。
中身の「本質」が決まっていないのに、おしゃれなテンプレートに文字を当てはめようとするから、伝えたい軸がブレてしまいます。
スライドづくり、正式には講座づくりの正しい流れは、実は私たちがいつもやっている「片づけ」と全く同じなんです 。
白紙の状態で、伝えるべき要点を絞り込む(言葉の整理)
受講生様に届けたい大切な表現や言葉を把握する(厳選)
その要点の文字だけをスライドに置く(収納)
装飾は最後の最後!(なんなら、無くてもいい!)
お部屋の片づけでも、「中に入れるモノ」が決まっていないのに先におしゃれな収納ケースを買ってきたら、中身があふれたり、使いこなせてなくて迷子になりますよね。それと全く同じ現象なんです。
極論を言ってしまうと、真っ白な背景に黒い文字がポンと置いてあるだけでも、伝える側の中に揺るぎない本質があれば、言葉に命が宿って、受講生様には120%伝わります。
なんなら、スライドがなくても、人の心を動かす素晴らしいセミナーは開催できるはずです。
実は私も、過去に「セミナーキット」を買ったことがあります
こんな風に偉そうに言っている私ですが……
実は過去に「私もこれを伝えたい!」と、パッケージングされたセミナーキット(スライドや台本がセットになったもの)を購入したことがあります。
世の中にあるセミナーキットって、本当によくできていて、講師デビューを控えている人にとっては、ものすごく心強い存在ですよね。
それ自体を否定するつもりは全くありませんし、
素晴らしいキットをつくってくださった先輩方には、心から感謝と尊敬の念を抱いています 。
だけど、ここに意外と落とし穴になりがちな「盲点」があるんです。
それは、「台本をもらって安心し、ただそれを読み上げるだけになってしまうこと」
これ、講師デビュー前には本当に気づきにくいのですが、ただ台本をスライドに合わせて読み上げているだけの言葉って、不思議なほど、受講者さんの心には届きません。
キットを使うときであっても、本当に大切なのは「台本を自分の言葉として伝えられるまで、何度も何度も血肉にする練習をすること」
うわべの「飾り方」ではなく、自分の内側にある想いを伝える。 借り物の言葉のままでは、本当の意味でお客様と繋がることはできません。
これは、学校での「家庭科の授業」でも全く同じです
この「借り物の言葉に頼らない」というマインドは、私が2023年から実践を重ねてきた、小学校での「整理・整とんの授業」でも全く同じ。
誰かが作ったスライドをそのまま借りてきて授業をすることも、やろうと思えばできるかもしれません。
けれど、用意された型の通りに話す授業は、やっぱりどこか「上の空」になってしまいます。
現場で子どもたちから想定外の質問が飛んできたり、ハプニングが起きたときに、対応できずフリーズしてしまうリスクだってあります。
何より、それでは講師としての自分の「伸び代」を自分で潰してしまうと思うのです。
だからこそ、私が主催している「家庭科の授業体験シェア会」でお渡ししている指導案の雛形は、あえて【白紙】にしています 。
うわべのデザインや用意された台本に逃げず、自分で要点を組み立てて、自分の言葉にする力を身につける。
そうやって生み出された授業だからこそ、どんなハプニングがあっても慌てず、子どもたちが自発的に「片づけって楽しいよ!」と目を輝かせるような、熱量のある授業が届くようになります。
借り物では絶対に得られない、一生モノの講師としての自信。
それを手に入れてほしいから、私たちは「本質の見極め方」を丁寧にお伝えすることで、あなたに、「魚」をあげるのではなく、「魚の釣り方」を手渡したいと考えています。
スライドを開く前に、私が必ずやっていること
「中心にある本質極めて、自分の言葉にする。それが一番難しいんです…」
「スライドを開く前に、具体的にどうやって頭を整理したらいいですか?」
そう思った方に、私が実際にやっている秘密を1つお伝えしますね。
私は、セミナーの構成を考えるときも、学校の授業の組み立てを考えるときも、パソコンを開く前に、まず「方眼ノート」を1枚書きます。
真っ白な画面を前にしてフリーズしてしまうのは、頭の中の片づけができていないから。
ノートの上で、「何を、どの順番で、どう伝えるか」の定位置を先にカチッと決める。
そうすると、パソコンを開いたときには、ノートに書いた文字をスライドに「ポン、ポン」と置いていくだけで、驚くほどブレない、芯の通った構成があっという間に完成します。
私の講師としてのステージを裏でガッチリ支えてくれているのは、間違いなくこの「方眼ノート」の思考法です。
「いつかできたら…」を「今すぐやりたい!」に。
誰かの真似ではない、あなただからできる言葉で、自信を持って教壇や画面の前に立つプロになりませんか?
まずは、学校の授業というフィールドをベースに、伝わる授業の段取りや「本質」の組み立て方を丸ごと手渡す、こちらのシェア会へ一歩を踏み出してみてください。
第10回「家庭科の授業体験シェア会」
日時: 2026年7月16日(木)9:30~12:30
夏休み前に、シェア会に参加して2学期、3学期の授業実施に備えましょう!
場所: オンライン(Zoom)
お申し込み受付開始: 6月16日(火)よりスタート!
「聞いて終わり」にさせない、すぐに使える指導案テンプレートや、私たちの試行錯誤の工夫をすべてお渡しします。
あなたも一緒に、子どもたちに片づけの楽しさを伝える仲間になりませんか?
募集開始まで、今しばらく楽しみにお待ちくださいね 。
家庭科の授業体験シェア会の詳細はこちら
思考の整理を深く学びたいあなたへ
「自分の頭をもっとすっきり整理して、講師として、アドバイザーとしてワンランク上のステージアップを目指したい!」という方は、私の『方眼ノート1Dayベーシック講座』で頭の片づけ方を手に入れてくださいね。
あなたの資格と経験を、本当に必要としている人へ届けるための「丁寧な案内」を、これからも心を込めてお伝えしていきます。
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