実は今、私自身も「出しっぱなし問題」に直面しています。
インテリアコーディネーターの二次試験に向けて製図の練習をしているのですが、すぐに取り掛かれるよう、デスクコーナーに製図用品一式をあえて出しっぱなしにしています。おかげで勉強のハードルはぐっと下がりました。
しかし、当たり前ですが、製図道具が場所を占領している間は、他の業務がしにくいし、家族との共有スペースが常に占有されている状態です。
頭では「永遠にこのままは良くない」とわかっている。でも、「資格試験という期間限定なら、これは多いにあり!」と、自分の都合の良いように正当化している自分もいます。
人は「自分のモノ」には限りなく優しくなれる
ここで皆さんと共有したいのは、「自分のモノ」と「他人のモノ」に対する感情の差です。
人は、自分のモノには強い愛着を持ち、出しっぱなしでも正当化しますし、視覚に入ってもノイズとして感じにくいようになっています。
でも、たとえ愛する家族であっても、他人のモノには視覚的なノイズを感じるものです。
どんなに愛していても、どんなに可愛がっていても、自分を棚に上げても、やっぱり家族のモノは気になる。これは自然な感情です。
試しに、夫に私の製図用品の出しっぱなしについて尋ねたところ、やはり「ジャマには感じているが、試験までの間と割り切っている」と優しい返事が返ってきました。(本当にありがとう!)
大事なのは「文句」ではなく「家族会議」
あなたの家庭内でも、こんなことはありませんか?
「夫のカバンがいつも置きっぱなしで気になる」「子どもが片づけなくて困っている」と言いながら、あなた自身も実は…という棚上げはありませんか?
私はあなたに「反省せよ!」と言っているのではありません。客観的な事実に目を向けながら、家族みんなが気持ちよくリラックスできる家にしてほしいだけなのです。
ここで大事なのは、文句を言ったり、家庭内で領土争いをするのではなく、お互いにとって気持ちのいいルールをつくることです。
家族は最小単位の社会。誰かひとりだけの意見を押し通すのではなく、お互いに持ちつ持たれつ、理解しあうことが大切です。
出しっぱなし・やりっぱなしにイラっとしたら、それは【家族会議の合図】です
もし、家族の出しっぱなし、やりっぱなしにイラッとしたら、それは「この問題について話し合いましょう」という家庭内のサイン(合図)だと捉えてみてください。
「期間限定でOKな場所・期間」「お互いに譲れること・譲れないこと」を明確にし、家族みんなが納得できるルールを作りましょう。
もし、その家族会議を取り持ってほしい、客観的な第三者の視点でいい落としどころを見つけてほしいと思ったら、私に任せてください。
ご家族のご要望とお住まいを総合して、「ここに置くのがベスト」「このルールなら続けられる」という様々なご提案をいたします。
片づけで夫婦円満、家内安全が実現するって、本当ですよ!
まずはお気軽に、あなたの家庭の「気になるモノ」についてご相談ください。無料相談だけでも構いません、ぜひお気軽にどうぞ。
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