インテリアコーディネーター試験二次試験 「受験結果:合格」
その通知を目にしたとき、震える手で最初に思ったのは「よかった!」という安堵と、支えてくれた人たちの顔でした。
全10回にわたってお届けしてきた独学受験記も、これが最後です。
最後にお伝えしたいのは、勉強法でも戦略でもなく、40歳で挑戦した私がたどり着いた「心の景色」のことです。
「かっこ悪い自分」を見せる怖さ
正直に言えば、最初は受験することを口にするのが怖かったんです。
「落ちたらかっこ悪い」「なんで今更…?」
色んな思い邪魔をして、自分の中に閉じ込めていました。
でも、ふとした瞬間に口に出してみると、「整理収納アドバイザーの試験よりも、何倍もうんと難しいよ!でもがんばれ、応援してる!」
と全力で背中を押してくれる先輩がいました。
かっこ悪い自分をさらけ出したことで、初めて本当のスタートラインに立てた気がします。
絶望の試験本番と、精神を削った「空白」の2ヶ月

手にはペンダコができ、老眼になるほど勉強を積み重ね、予想問題は3時間で描ききるまでには成長できました。
しかし、現実は甘くありませんでした。
2025年12月7日ーー
二次試験が始まった瞬間、「あ、パースは得意!OK~!え?これは……課題が多すぎる……!!」と頭が真っ白になりかけました。
本番の要求事項の多さに心が砕けそうになったのです。
それでも必死に食いつき、時間内に描き終えた後は「多分大丈夫」と思えていたはず。
なのに、試験が終わった途端に感情のジェットコースターが始まりました。
解答速報は大荒れになるほどの難題。どんな採点がされるのだろう……。
試験勉強がなくなった心にはぽっかりと穴があき、日が経つにつれ「あの場所、ミスしたかも」という不安が膨らむ日々。
AIに何度も相談しては、「きっと大丈夫、でもどうかな?」と繰り返す。
試験本番の3時間よりも、この2ヶ月の待ち時間のほうが、精神的にはきつかったかもしれません。
この「待ち時間」の苦しさを味わいながら、私は何度も自問自答していました。
「なぜ私は、ここまで自分を追い込んでまで挑戦したんだろう?」
その答えは、合格の確信が持てない不安な夜こそ、はっきりと見えてきました。
「いつか」を先延ばしにしない背中

私は、「私も頑張ったから、あなたも頑張れ!」というような、圧のあるメッセージを届けたくてこの想いを綴っているのではありません。
どうしても頑張れない時があることも、動けない背景があることも、痛いほど知っています。
ただ、私は自分の人生において、「『いつか』を先延ばしにして、後悔したくない」。
その一心で、今回の挑戦を選びました。
普段、お客様に「『いつか』よりも『今』片づける大切さ」をお伝えしている私が、自分自身の挑戦を「いつか」と言い続けて逃げているのは、何かが違うと思ったのです。
不合格を恐れて何もしない自分よりも、不格好でも目標に向かって立ち向かう自分の背中を、子どもたちに見せたかった。
そして何より、自分自身が納得できる生き方をしたかったのです。
土台を整え、彩りを愛でる

合格という結果以上に、その過程で得た『自分への信頼』が、今の私を支えています。
そして、
私は、整理収納アドバイザーとして活動する中で、いつも思っていることがあります。
それは、「家中まるごと、常に完璧である必要なんてない」ということ。
子どもがいて、住まいのあちこちに生活感があるのは、一生懸命生きている証拠です。
私が片づけで暮らしの「土台」を整えるのは、モデルルームを作るためではありません。
その整った土台の上に、一輪の花を飾ったり、お気に入りの椅子でコーヒーを飲んだり。
あなたにとって、「あぁ、素敵だな」と思えるインテリアの彩りを楽しむ心のゆとりを提案したい。
その両輪を一人でサポートできる存在になること。
それが、私がこの資格を取得した本当の理由です。
おわりに

今、もし「いつかやりたい」を抱えて迷っている方がいたら。
かっこ悪くてもいい、孤独でもいい。
その「いつか」を「今日」から始めてみませんか?
片づけの先に、
「私らしい暮らし」が
待っている。
その一歩に、花丸を。
あなたの挑戦を私は笑ったりなんかしません。
その一歩に、心からの花丸を贈ります。
2026年3月2日 整理収納アドバイザー ひがしよしみ
【無料相談】「暮らしを変えたい」あなたへ
今回の挑戦を通じて、私は「片づけ」という土台の上に、「インテリア」という彩りを添えることの大切さを再確認しました。
そんな想いに、整理収納とインテリアの両面から伴走します。
まずは、あなたの「いつか」を、私に聞かせてくれませんか?【第8回:家庭科の授業体験シェア会】
〜手渡した「種」が、子どもたちの未来へ繋がるように〜
私が大切に育ててきた知恵を「種」として手渡す場所。それがこのシェア会です。
「いつか、子どもたちの前で授業をしてみたい」 その想いを「いつか」で終わらせないために。
新年度、子どもたちの前で胸を張って授業をする自分になりませんか?
第8回家庭科の授業体験シェア会
開催日時 2026年3月5日(木) 9:30〜12:30
※オンライン(Zoom)開催
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